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実は、絆創膏は、全国各地で呼び方が違うこと、ご存知でしたか?
何と呼ぶかで、出身地がわかってしまうほど、もはや「新方言」として、各地に定着しているようです。そこで、全国各地の絆創膏の呼び名を調査してみました!

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地域で違う呼び方
県民度のバロメーター

呼び方は、一般名称の「ばんそうこう」以外すべて固有の商品名。
その県で一番メジャーな絆創膏の銘柄が、方言のように呼び名として定着したようです。
隣り合う県でも呼び名が違うのは、製造元の所在地や、商品の流通ルートの関係などが考えられます。
全国共通の呼び名と思っていたのに、県外では通じなかったことにショックを受けたという体験談も多数。

何気なく使っている「絆創膏」の呼び名が、実は県民度のバロメーターになっているなんて面白いですね!
※ MAPでご紹介した呼び名は、地域や家庭によってもバラつきがあるため すべての県民がこの呼び名で呼んでいるわけではありません。

絆創膏 呼び方一覧

  • サビオ

    サビオは元々スウェーデンのセデロース社のブランド名。1963年にニチバン株式会社を通じて製造販売された。サビオブランドはその後、現:ライオン株式会社(製造:阿蘇製薬)に譲渡され販売したが2002年に販売終了した。尚、2020年に阿蘇製薬株式会社が北海道限定でサビオブランドを復活させた。

  • カットバン

    カットバンは佐賀県鹿島市が本社の祐徳薬品工業株式会社の商標。
    佐賀・長崎・鹿児島のほか東北・中国・四国地方でカットバンと呼ばれることが多い。

  • バンドエイド

    バンドエイドは米国ジョンソンエンドジョンソン株式会社が、1921年に当時の社員発案から商品化。同社の日本法人が1959年に輸入販売をスタート。テレビコマーシャルにて全国的に広く認知された。関東関西の都心部を中心にシェアを拡大し、バンドエイドという呼び名が広く定着した。

  • リバテープ

    熊本・福岡を中心に九州・沖縄の多くの地域でリバテープと呼ばれることが多い。1956年に星子旭光堂として国内初の薬液付き救急絆創膏を自社開発して製品化し、製造販売を開始。消毒薬アクリノールを、現:第一三共株式会社が商品名「リバノール」で販売しており、当時、そのリバノールをガーゼ(パッド部)に塗布したものを粘着テープに付けたことから、「リバノール」+「テープ」=「リバテープ」が誕生した。1959年に家庭配置薬をきっかけに販売拡大した。

  • ばんそうこう

    静岡や新潟など北陸地方を中心に、一般名称である「ばんそうこう」と呼ばれている。
    近年、若年層では全国的にこの一般名称で呼ぶことが増えているとの情報も。
    一種の方言のような全国各地の呼び名がなくなってしまうのは寂しい。

  • キズバン

    キズバンと呼ぶのは、全国でも富山だけ。1960年頃から家庭配置薬の製造販売が盛んだった富山では、複数の会社から「〇〇キズバン」「キズバン〇〇」という商品名の配置薬として存在していたとのこと。なんと当社も1959年、富山の配置薬に採用されたことで、一気に売り上げが伸びた。当時の商品名は「きずぐすりばんそーこリバテープ」。当社は富山のキズバンにもご縁があるのかも!? ※諸説あり。

history

日本で最初に
薬液付き絆創膏を作ったのは
私たちリバテープ製薬です

星子旭光堂(現 リバテープ製薬)3代目の星子義法が、
戦時中に米軍が使用していた救急用の包帯をヒントに研究を重ね、
フィルム上にガーゼをのせた救急絆創膏を開発。
その後、ガーゼに消毒薬「リバノール」をしみこませ「リバテープ」として日本ではじめて製造販売を開始し、日本の高度成長とともに九州から全国へと普及していきました。